人と音楽するということ
土曜日更新を3回もサボってしまってすみません。
疲れがたまっていてうだうだとしておりましたが、ようやく復活してきました😂定期的に更新するって本当に難しい!
さて、最近、人と音楽をすることについて考えさせられることがありました。
私達ピアノ奏者は、基本的に一人で黙々と練習する生き物です。天才意外は、1日のほとんどを練習に費やしていると思います。
ピアノは特に演奏する音の量も多いし、全ての音を把握して出していくには、たくさんの一人での練習時間が必要です。
ですが、実際の音楽の現場でのお仕事のほとんどは、対人です。
伴奏にしてもレッスンにしても、そこに人がいて、その人と一緒に音楽を作っていく、というお仕事がとっっっても多いのです。
基本的に練習で1日が終わる生き物なので、「人と一緒に音楽を作っていく」ということに関して今まではさほど深く考えることもなく、なんとなくでここまできてしまっていたのですが、ここ最近思うことがあります。
まず、意見を言う、というのはとっても大事なことだと思う。
これ、私とっても苦手なんです。
自分が先生としてレッスンするときは別ですが、それ以外の現場、伴奏者や練習ピアニストとして現場に入っている場合、基本的に意見をバシバシ言うというよりはサポートする立場なので、自分から意見を言いに行く場面は少ないです。
もちろん、基本的にそれで良いと思う。伴奏ピアニストはそうゆう立場だし。
でも、そこで自分にしか見えていないものが見えてしまったらどうだろう?
他の誰も気づいていない重要なことに気づいてしまったら、それは全体の流れを遮ってでも言った方が、絶対にみんなのためになるよね。より良いものになるよね。
そこで流れを遮ってちょっとすみません!!っていうのが壊滅的に苦手であることに最近気付いたのです…
もちろんそれをやらなかったからって何か言われるわけでもないのだけど。
でも、それをやらないなら、みんなで音楽を作っていくとは一体?ただ言われた通り弾くだけ?
もちろん、サポートする立場を超えてはいけないんだけど、でも意見を言うってとても大事なこと。
そして、受け止め方も大事。
人と音楽する中で、もっとこうしてほしいって言われることはたくさんありますよね。
その提案に対して、なるほど!と納得するならそれをやれば良いだけなのですが、
たまに、ん???それどうなの???っていう提案をされるときもあります。
もちろん、その時はどうなの?と思っても、あとから考えるとそっちの方が良かったという場合もあるし、そうでない場合もあります。
いろんなパターンがありますが、私は一番良くないやり方をしていたなぁと思います。
ん???と思っても、なんか疑問に思いながら、なんか納得できないまま、言われた通りにしてたんですね。
でもそれが良い演奏に繋がったことって、一度もないんです。
当たり前だよね、私自身は納得していないのだから。絶対に表面的な演奏になってるもの笑
ただ、せっかく相手がしてきてくれた提案に、それは違うと思う!って疑問を投げかけるのって、これまた勇気がいるんですよね。相手だって、何も考えないで言ってるわけではないからね。
でも、そこで納得できないことがあるなら、それは違う!とまでは言わなくても、
それはどうゆう意図ですか?とか、こうゆうほうが良くないですか?とか、思ったことはちゃんと伝えたほうが良い。
人と音楽を作っていくということは、納得し合うことがとても大事だと思う。
そしてそのためには、多少面倒であっても密にコミュニケーションを取っていくこと。勇気を持って自分の意見をちゃんと言うこと。ちゃんとそこに時間とエネルギーを割くこと。
そしてそのコミュニケーションの中で相手へのリスペクトは絶対に欠かさないこと。
どうゆう意図で、こんな工夫をしたいんだっていうことがちゃんと共有し合えていればお互い納得できる。
納得し合えていれば、全員のパフォーマンスに命が通い出す。
その時に生まれるエネルギーって、すごいものだと思うんです。
家にこもって練習してばかりの人間ですが、人と音楽を作っていく時間も丁寧に過ごしていきたいな、と思うこの頃でした😊
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