基本の大切さ②〜手の形

ピアノを弾く上で基本は大事!
その基本って何なの?シリーズ✨


前回は姿勢の話をしましたが、
体幹がしっかりして腕の力が抜けると、腕の重さを鍵盤に乗せられると話しました。

でも重さを乗せた所で、地面に立つ足のように、その重さを支えられなければ意味がありません。


ピアノの場合その足の代わりになるのが指です。
指でどうやって重さを支えるの?指を鍛えるの?と思われるかもしれません。


鍛えるというよりも、支えのイメージが大事。


重さを支える上で1番大事なイメージは、

アーチです。
写真のように、第3関節を天井にしてアーチができている手だと重さを支えやすいです。

アーチというのは実はとっても上からの重さを耐えるのに強い構造で、人間の足の甲もアーチですし、重さを支えるのに最も要になる場所にアーチ構造が見られたりします。

ちょうどこの橋のように、重さが乗ってもちょっとやそっとでは壊れないんですね。
ダメージが少なくすむので、その分弾くのが楽→他のことに意識をまわせます。


第3関節の骨を出すような感じで、そこから先の指先の関節も緩やかに曲がって、手全体がアーチになると良いです。


それがどの指でも実現されていると良いです。
特に小指側は大体アーチの天井が潰れてしまうパターンが多いので、第3関節の骨を出せるようにして、他の第3関節の4つの骨が同じ高さになるようなイメージで手を構えてみると良いです。
そして、この手のアーチにうまく重さが乗るように腕の角度を調整します。

親指側を使うときと小指側を使うときでは、角度が違ってくるはずです。

この辺になってくると腕の自由さが必要になってくるので、前回の記事にも繋がってきます。



このアーチは手を開いて使うときや閉じて使うときで具合が変わりますが、常にアーチです。
弾いている間にブレることはありません。


これが意識した時だけできるのではなく、いついかなる時もできているのが基礎が身についた状態、といえます。

私も未だに毎日意識していることです😊

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